METHOD
耐震・制震・耐風・耐久性の秘密は、
柱と梁、土台と柱の接合部分の「金物」。
「PSメタル工法」で屈強な木造住宅を実現。
昨今、住まいにはより確かな性能、品質が求められています。生涯住む家だからこそ、住む人の暮らしを守る安全性や耐久性を追及しました。
アーキテックプランニングが基本構造に採用したのが『PSメタル工法(プレセットメタル工法)』です。科学的かつ工学的視点から設計された金物を「柱と梁」、「土台と柱」など各接合部に使用。さらには、最新技術を用いた住友ゴムの住宅用制震ダンパー「MIRAIE[ミライエ]」も採用し、耐震・制震性能の向上はもとより、耐久性能においてもより優れた、高品質な木造住宅を実現します。
接合金物を使用することにより、接合部の強度・性能を高レベルで均一化しました。
通柱と梁の結合強度
最大 108.95KN
接合部分は、スリットと穴あけのみ。従来工法に比べ欠損する断面が少ないため、木材本来の強度を発揮します。
柱と土台の結合強度
最大 34.60KN
PSメタル工法の耐震・耐久性能は(財)日本住宅・木材技術センターによる厳密な実験データで実証されています。
地震の揺れを
最大95%吸収
※住友ゴム工業による厳密な振動台実験データより。
※建物形状、配置プラン、地震波によって異なります。
大切な住まいを守る地震対策には、耐震性能だけでなく、最新の「制震」性能も加えています。地震の揺れを吸収する住宅用制震ダンパーMIRAIE[ミライエ]を使用し、耐震性を損なうことなく、建物の揺れ幅を抑えて構造躯体へのダメージを軽減。住宅の基礎部分と強固に緊結しているため、本震だけでなく、繰り返し来る余震にも最大限の効果を発揮します。
制震ユニット・ミライエ義務付けられていない木造2階建においても、全棟で構造計算を実施し、耐震強度をしっかりと確保しながら、優れた居住性・快適性・デザイン性・コストパフォーマンスを備えた家づくりです。
壁と床を一体化させたモノコック構造。地震や台風などの外部からの力もバランス良く分散。変形しにくい特長があり、一般在来木造工法に比べ高い耐震性を発揮します。
PSメタル工法に用いる構造用集成材は一般的な在来工法に用いられる無垢材の材料強度の約1.7倍の曲げ強度を有しています。
従来使用される製材は環境によって節や杢目のあり方、含水率が違うことが原因で強度や品質の差が生じていましたが、PSメタル工法ではラミナ(節・割れなどを取り除き厚さ20~40mmほどに製材された板)を重ね接着したもので、従来の木材がもつ欠点を解消。高い強度と品質を誇ります。集成材はJAS規格適合品です。
ラミナ同士の接着にはJAS規格に定められた完全耐水性の接着剤を使用。万が一燃焼した場合にも有毒ガスやダイオキシン等発生することがありません。
PSメタル工法は、あらかじめ木材に金物をプレセットしたものを現場に搬入し組み立てる施工方法です。現場での施工はシンプルかつ合理的ですから、施工ミスを防ぎ、作業時間の短縮を図ることが可能です。
「柱と梁」「梁と梁」「柱と土台」「基礎と土台」等の各接合部の強度は従来の木造軸組み工法に比べて2.5倍程度の接合強度となります。従来の木造軸組工法は柱や梁などの部材を欠き込み材料を加工します。その加工が、構造体の断面欠損となり、構造的リスクを生じさせてしまいます。一方、PSメタル工法を採用することで、部材接合部の加工を必要最小限におさえ、構造的リスクを軽減することが可能となります。構造体の耐力低下を抑えることができ、施工精度の向上さらには、接合部の信頼性の向上にもつながります。
従来の床断熱工法では、建築地によって床下の環境に違いが生じます。基礎断熱工法にすることにより、床下の湿気によって生じるカビや木材の腐れを防ぎます。また床下部分に強制換気を施すことにより、足元に暖気を引込むことで、冬場でも足元が暖かい快適な建物となります。基礎断熱工法では基礎と土台間の気密、水密がポイントになります。外部からはシーリング処理をすることにより、床下部分の気密、水密を図っています。