家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/08/30

家づくりで重視することとは?専門会社が詳しく解説します!

皆様は家づくりを検討される際にどのようなことを重視されるでしょうか。
家の見た目を考えた外装や外壁でしょうか。
それともご自身の趣味や過ごしやすさを考慮した内装や機能面でしょうか。
どれも大切なことです。

しかし、地震大国とも呼ばれる日本において耐震性能は最も重要なことではないでしょうか。

 

□地震に耐え得る住宅は必要?

 

地震に強い家と言ってもどの程度強いのか疑問を感じる方は多いと思います。
現在、日本では建築基準法により耐震性能の基準が設けられており、その基準を満たさなければ、あらゆる建物を建てることができません。

具体的には新耐震基準と呼ばれるもので、この基準では震度5ほどの揺れではダメージを受けません。
さらに、震度6から7程度の揺れであれば、倒れないほどの強度が求められています。

この基準は度重なる大地震の反省から設けられた基準であり、住宅における構造材や壁面などのさまざまな場所に気が配られています。

続いて、住宅の具体的な耐震構造について説明します。
住宅の地震に対する対策は大きく以下の3つの種類に分類されます。

 

1つ目は、制震構造です。
これは住宅の内部に組み込まれるもので、揺れを吸収するシステムです。
内部の揺れを吸収することで損傷を最小限に抑えます。

※住友ゴム工業「MIRAIE Σ(ミライエシグマ)」を標準採用

 

 

 

2つ目は、耐震構造です。
これは、最も主要な対策です。
建物の構造自体を頑丈にし、揺れによる崩壊を防ぎます。
1軒家の多くに採用されている手法です。

 

3つ目は、免震構造です。
これは建物が立っている下の基礎部分のシステムが揺れを吸収するものです。
高さのあるマンションなどで頻繁に採用されているもので、揺れを大幅に軽減できます。

 

□住宅における耐震等級とは?

耐震等級という言葉をご存じでしょうか。
これは地震に対する建物の強さを表す基準です。
等級には以下のものが挙げられます。

耐震等級1は、現在の法律上の最低限の耐震性能を備えたものです。

耐震等級2は等級1以上の強度を備えたものであり、学校などの避難所として指定されている施設には必ずこの等級が求められます。

耐震等級3はさらに強度の高い建物で、災害の際の要となる消防署などの施設にはこの等級が義務付けられています。

 

□まとめ

今回は、家づくりを検討されている方へ向けて、地震と住宅の関係と耐震等級についてお伝えしました。
ご存じではなかった規定や、具体的な耐震等級の制度についてご理解していただけたのではないでしょうか。

当社では、全棟構造計算を実施し、標準仕様「class S」では耐震基準は最高等級の3、さらに制震ユニット「MIRAIE Σ(ミライエΣ)」を標準搭載しています。
地震に備えた丈夫な住宅を施工させていただきます。
ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合せください。

住宅性能