2022/07/15
失敗しない「コンセント」の位置を考えよう!
今回ご紹介するのは、家づくりでは欠かせない「コンセント」の位置の検討です。
※食器棚の上は2か所に分けてコンセントを設置(施工例)
細かいポイントですが、日々使用するコンセント。
住む人の使っている家電製品や、生活の仕方などで必要な数や場所が異なる場合も。
建築後にコンセントを増設したり、移動したりすると、建築中に施工するよりも工事費は割高になってしまいます。
「コンセントの位置で失敗したくない」という方はぜひご覧ください。
ご要望増加中のコンセントの位置
- ダイニングテーブルまわり
ご要望で多いのが、ダイニングテーブルまわり。
キッチンと並んでプランされている場合は、キッチンの壁にコンセントをつけるケースが多いです。
ダイニングテーブルでホットプレートなどの家電製品を使うのに便利です。
また、スマホなどの充電でご使用されている方もいらっしゃいます。
- 収納の中
掃除機もコードレス化が進んでいます。
以前は掃除をする箇所にコンセントが無いと不便というお声がありましたが、今では掃除機などを収納するスペースにコンセントを設置する方が多くなっています。
※階段下の収納スペース。手前にコンセントを設置。(施工例)
奥につけてしまうと日ごろ使う掃除機が取り出しにくいことも。
ロボット式の掃除機の場合、洗面台下や階段下、収納の最下段など狭いスペースに収納するプランも増えています。忘れずにコンセントを設置することをお勧めいたします。
- キッチン
ミキサーやフードプロセッサーなど、キッチンで使う家電も増えています。
キッチン自体にコンセントを付けるとこういった家電製品が使いやすいです。
遠くのコンセントから繋いだりして、引っかかってしまい、ミキサーの中身がひっくり返ってしまった…なんていう悲劇を起こしたくない方はぜひご検討を。
※キッチン本体の壁にコンセントを設置。キッチンダイニング双方で使える(施工例)
- 食器棚の上部
アーキテックプランニングの標準仕様の食器棚でお選びいただくのが多いのが、下台だけのタイプです。
上部に家電製品がずらりと並びます。炊飯器、レンジ、トースター、ミキサー、コーヒーメーカー、電気ポット。最近ではソーダストリームなんかもよくお見掛けします。
必要なコンセントの数や、位置も分けるとすっきりとしたキッチンに仕上がります。
※食器棚の左右2か所にコンセントをプラン
- ベッドヘッド
スマホの充電を寝室で行うことも多いです。ベッドの両サイドにコンセントを設置し、サイドテーブルなどの上で充電しているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
最近はベッドヘッド部分の壁をふかし、コンセントを設置してスマホなどを充電する方が増えていらっしゃいます。
スマホだけではなく、スマートウォッチやスピーカーなど様々なものを充電するケースも。
※ベッドヘッド部分にコンセントを設置(施工例)
毎日使うものですので、便利に使いやすく生活したいですね。
なるほど!こだわりのコンセントの位置
- パントリー内部
一見不必要そうなパントリー内部。
最近では「コストコ」や「業務スーパー」など冷凍で保管する商品も人気ですね。
コロナ禍で買い物の回数を減らしたり、在宅ワークの推進で外出の機会が減っているのも要因の一つでしょう。
そこで増えてきているのが「冷凍庫」の購入です。
冷蔵庫スペースはどのお家でもプランしますが、冷凍庫スペースを後から設けるのは結構大変です。
※キッチン横のパントリー。コンセントを設置し冷凍庫を置いている(施工例)
パントリー内部にコンセントとスペースがあれば、冷凍庫を置くことが可能です。
- リモートワークができるスペース
コロナの影響で在宅ワークをされる方も増えてきました。
そして、企業側も出社して仕事をするのではなく、リモートで仕事をするスタイルの推進も進んできています。
今はリモートワークではない方も、いざリモートワークをすることになったら作業できるスペースにコンセントを用意しておくと便利です。
今はリモートワークでは無ければ、書斎をもともと作るのも勿体ないですね。
階段下の収納や予備の収納スペース、1帖程度あれば机と椅子を置いてリモートワークのスペースに変身できます。
コンセントがあるとすぐに使うことができますね。
家電の進化も目まぐるしく、充電が必要な家電製品も今後も増えていきますので、もともとの収納スペースとしてもコンセントがあると安心です。
今日は失敗しないコンセントの位置をご紹介してきました。
付けてよかったコンセントの位置としてお声をお聞きするのは、
カウンター回り、収納内部、洗面化粧台、テレビボード内、玄関が多いです。
加えて、エアコンのコンセントのご要望も時節柄増えています。
北海道は今まではエアコンが無くても問題ない気候ですが、近年温暖化の影響で本州並みに暑い日も多いです。
リビングにエアコンコンセントをご用意することは多かったですが、現在は寝室やお子様のお部屋などに付けることも多くなっています。
また、EV車も普及してきていますので、駐車スペースの近くにEV対応のコンセントを設置される方も増えています。
コンセントのお悩みなど、プランナーがご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。