家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/09/03

3階建て住宅ってどう!?メリット・デメリットを解説します!

「マイホーム」と聞いて皆さん思い浮かべるのは何階建てのお家でしょうか?

ワンフロアで完結する平屋、一番多いのは2階建でしょうか?

 

とはいえ、よく見かける3階建住宅。

メリットやデメリットはどのようなものがあるか解説していきます。

 

※3階建施工事例(2階リビング)

 

 

※3階建施工事例(札幌市発寒コンセプトハウス2022)

 

 

3階建て住宅のメリット① 狭い土地でも床面積を確保しやすい

 

3階建の1番のメリットは狭い土地でも床面積を確保した家を建築することができることです。例えば、建ぺい率60%、容積率200%の土地の場合、20坪の敷地があれば12坪×3階=36坪の家を建築することができます。

 

限られた敷地の中で部屋数や床面積を確保した家を建てたい場合は3階建もおすすめです。

 

組込車庫が欲しいという方にもおすすめです。

1階部分を車庫にすることで敷地を有効に活用することが可能です。

1階は車庫+α、2階をLDK、3階を居室にすることで、2階建てよりも狭い敷地で実現可能です。

 

※1階に車庫をプランした施工事例

 

 

3階建て住宅のメリット② プライベート空間を確保しやすい

 

2階建て住宅と比較してプライベート空間を確保しやすいのも3階建住宅のポイントです。1階と3階ではほとんど生活音なども感じませんのでプライベート空間を確保しやすくなります。

そのため、通常のお住まいはもちろん、オフィスや店舗などの併用住宅としても3階建が採用されることも多いです。

 

 

 

3階建て住宅のメリット③ 景色や日当たりが良い

 

3階建住宅は高さがあります。2階をLDKにすることで景色や日当たりが確保しやすくなります。近隣が2階建住宅であれば、3階部分は良い景色を楽しむことが可能です。

 

2階がLDKとなることが多く、道路からの視線も気にせず生活することが可能です。駅が近かったり、歩行者が多く通るエリアなどで気兼ねなく住宅を建築することが可能です。

 

 

 

 

3階建て住宅のメリット④ 地価が高くても戸建てが実現しやすい

 

駅近の物件や人気のエリアなど、坪単価の高いエリアでも、敷地が狭くても良いため

戸建てを実現しやすくなります。通勤や通学に便利なエリアで検討したいといった方は3階建住宅も候補に入れてみるのもおすすめです。

 

 

 

3階建て住宅のメリット⑤ 構造計算が必須なので安心

 

当社では全ての住宅で構造計算を実施しておりますので、当社ではメリットはありませんが、3階建以上の住宅には「構造計算」が必須になります。構造計算を行っていることでの安心感を得ることができます。

 

 

 

3階建て住宅のメリット⑥ 台風や洪水などの水害に強い

 

主な居住空間を2階以上にすることで豪雨などの水害対策をすることが可能です。

住んでいるエリアが冠水被害にあっても、高さのある2階以上をメインの居住空間としておくことで、避難をせずに自宅で過ごすことも可能です。家電製品などの家財も2階以上に多くあればその被害を防ぐこともできます。

 

 

 

それでは次にデメリットも解説します。デメリットの解消法もお届けしますよ!

 

3階建てのデメリット① 階段の昇降が大変

 

3階建を避ける方の1番の理由がこの階段の昇降です。

極力階段の上り下りをする回数を減らす工夫が必要です。

例えばトイレや洗面を2つ設けるなどすることで、階段の利用回数を大幅に避けることが可能です。

ホームエレベーターの設置も検討候補の1つです。最初から設置しなくとも、将来必要になった時に設置できるスペースを検討しておくのも良いでしょう。

「毎日階段を使用することで、足腰が強くなる」とお話になる3階建にお住まいになられている方もいらっしゃいました。

 

 

3階建てのデメリット② フロア毎の冷暖房設備が必要になる

 

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行くことで冷暖房効率の低下が起きます。

3階部分は屋根からの日射もありますので、暖かくなりがちです。

外気の影響を受けにくくするため、断熱性能の高い家にすることで解消可能です。

窓の複層ガラスやトリプルガラスにすることでより効果がアップします。

 

また吹き抜けなどがあればシーリングファンなどを使って空気を循環させることで効果がアップします。

 

 

 

3階建てのデメリット③ 階段のスペースが多くなる

 

1階から2階へ、2階から3階へ行く階段が必要になります。階段が多くなることは仕方ないことです。

少しでも清々しく階段を上り下りできると快適な生活になります。

例えば、階段に窓を設け外の景色を楽しみながら、階段の周りをおしゃれなアクセントクロスを貼ることで階段の景色に飽き飽きしない、といった工夫も有効です。

 

※上るのが楽しくなるようなおしゃれな階段(当社施工例)

 

 

3階建のメリット・デメリットをご紹介してまいりました。

公共交通機関が近いエリアに家を建てたい、お気に入りの土地があるけど狭そう、車庫が欲しいけど広い土地が見つからない、そういった課題を解決する方法の一つになります。

 

2階がいいのか3階がいいのか迷っている、どういった3階建にしたら良いかわからない…などありましたら当社プランナーまでお気軽にご相談ください。

 

現在北海道エリアでは3階建のコンセプトハウスを公開中です。

見学も可能ですので、この機会にぜひご来場ください。

※2022年9月現在

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