家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/08/19

火災保険の契約期間の変更とは!?10年契約の廃止

今日の家づくりコラムは「火災保険」の保険期間についてお話します。

 

 

住宅ローンを使う場合には火災保険に加入することになります。

本日は火災保険の保険期間の変更についてお話いたします。

 

 

■保険期間が10年から5年に変更になる!

 

現在の火災保険の保険期間は10年(地震保険は5年)、2022年10月以降は5年に変更なります。

 

2021年6月、損害保険料算出機構が「火災保険の参考純率の適用期間を5年へと短縮する」ということを発表。これにより、火災保険の最長保険期間が10年から5年に短縮されることとなりました。

 

■いつから5年になるのか!?

 

保険会社にもよりますが、大手損害保険会社の大半が2022年10月始期以降の契約からが対象となることになっています。

 

当社で取扱いしている保険商品も同様です。

 

■10年契約は何故なくなるのか!?

 

要因の1つは自然災害による保険金支払額の増加です。

近年大きな災害が多く、特に風水災の支払いが増加しています。

今後も自然災害が発生するリスクは上昇していくことが予想されます。

保険期間を短縮することで、災害リスクの上昇をより早く保険料に反映することが可能になります。

 

ちなみに、2015年までは35年という保険期間もありました。住宅ローンの支払期間中すべてを長期一括で申込みが可能でした。(私も35年で加入しています)

 

■期間短縮のメリットは!?

 

契約短縮をするメリットは、「火災保険の契約内容を見直しやすい」という点です。

5年ごとに更新するため、補償内容を見直したるする機会が増えます。

火災保険の補償内容も年々変化があります。時代に即した商品を検討しやすいのもメリットです。

 

■期間短縮のデメリットは!?

 

火災保険の保険料はなるべく長期間で契約した方が安くなる傾向にありますので、保険期間が短縮されれば保険料の割引率が低くなるため、保険料の負担が増えることになります。

 

また、更新の回数が増えるため、更新を忘れるというリスクが増えます。

加入時に自動更新されるのかどうかなども確認が必要です。

その際は、保険料の支払い方法も確認しておきましょう。口座引落しの登録を済ませておくのも安心です。

 

本日は、10月に迎える、火災保険の保険期間の変更についてお話しました。

 

ぜひ次回も読んでください!

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