2022/03/10
耐震等級3は絶対に必要?住宅の耐震性について関心のある方必見です!
「大きな地震が来ても耐えられるような家に住みたい」
新しく家を建てられる方の中には、このようなご要望をお持ちの方は多いです。実際に、日本では数十年以内に大きな地震が来ることが予測されているため、備えておきたいところです。
そこで今回は、住宅の耐震等級について解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
※耐震等級3 宮司モデルハウス2022
□耐震等級について
耐震等級とは住宅の耐震性能の指標となるものです。
地震の強さがどのくらいの大きさになるまで、基礎部分や柱などが傷ついたり壊れたりしないかを示すものとなります。
簡単に言うと、建物そのものの強さを表したものになります。
この耐震等級は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」というもので定められた評価基準で厳正に審査されます。
現在耐震等級は1から3の3段階に評価付けがされており、数字が大きくなればなるほど、建物の耐震性能が高いと評価されます。
耐震等級の基準は以下の通りです。
・震度6強から7に相当する地震に耐えられる可能性がある強度が耐震等級1
・耐震等級1の1.2倍の地震に対応できるのが耐震等級2
・耐震等級1の1.5倍の地震に対応できるのが耐震等級3
この基準をみると、耐震等級1が決して地震に弱いわけではないということがわかりますね。
□耐震等級3が必要かどうか
先ほどは耐震等級についてご紹介しました。
では、ここからは本題である耐震等級3が本当に必要なのかどうかをご紹介します。
実際の事例として、2016年に発生した熊本地震では耐震等級2の木造住宅の中には倒壊した建物もありました。
建築時の建物の強度が十分であっても、地盤や老朽化など様々な要因によって損害を受けてしまうこともあります。
ただ、耐震等級3の建物では被害の大きかった建物でも一部損壊にとどまり、倒壊した建物が無かったとされています。
耐震等級3があったとしても絶対に損壊しないという保証はどこにもありませんが、それでも強度としては素晴らしいものがあると言えます。
このことから耐震等級は高ければ高いほど良いと言えます。
しかしながら、耐震等級が上がることで必要な壁量が増えることになります。
壁が多ければ多いほど建築コストは当然かさむため、費用面で問題になる可能性があります。
結論として、住宅に何を求めるかによって耐震等級3が必要かどうかは変わってくるといえるでしょう。
当社の標準仕様は耐震等級3、加えて制震ユニット「MIRAIE Σ(ミライエΣ)」を標準仕様としています。命を守る安心の家づくりを推進しています。
□まとめ
今回は、耐震等級3は絶対に必要かどうかを解説しました。
本記事が地震対策について関心のある方の参考になれば幸いです。
今後の地震に備えた家づくりをしたいという方は、ぜひ当社にご相談ください。