家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/03/14

リビングを広く見せるには?間取りで押さえておきたいポイントについて

家の中で最も重要になってくる場所はリビングであるため、広々としたリビングを実現したいという方は非常に多いです。
ですが、土地面積の問題から広々とした空間が確保できないこともありますよね。
そこで今回は、リビングを広く見せるために、間取りを考える上で押さえておきたいポイントについてご紹介します。

 

※宮司モデルハウスリビングルーム

 

□リビングを広く見せるためのコツ

 

リビングの面積が広くても、なんだか狭く感じるということは少なくありません。
これは、物が多い以外にリビングの色使いや家具の配置などに問題があることが多いです。

 

このようなことを防ぐためにはいくつか覚えておきたいコツがあります。

 

1つ目は色使いに気を付けることです。
特に色使いに注意したい場所としては床や天井、壁などが挙げられます。
こういった面積の大きい場所に、黒や茶色といった暗い色を用いると、狭く感じてしまう恐れがあります。

 

暗い色は収縮色と呼ばれ、目の錯覚で狭く見えることがあるからです。
反対に、白やベージュといった明るい色は膨張色にあたるため、広く錯覚することがあります。
この効果をうまく利用することで、実際の空間よりも広く見せることが可能になります。

 

2つ目は視線の抜けを意識することです。
住宅の中で視線が抜けるような場所が多ければ多いほど、実際の広さに比べて空間が広く見えやすいです。
例えば、リビングに入ってすぐの場所から、奥の窓に向かって家具を一切おかないようなスペースを作っておくと、床が広く長く見えるようになります。
また、手前側に背の高い家具を置き、奥側に背の低い家具を配置することで空間に奥行きを生むことができます。

 

 

□リビングを広くするための工夫

 

先ほどはリビングを広く見せるためのコツについてご紹介しました。
ここからはより実践的な工夫についていくつかご紹介します。

 

1つ目はソファをコンパクトにするという方法です。
リビングに3人掛けや4人掛けのソファを置かれる方は少なくありませんが、家族全員が同時にソファに座ることはそれほどありません。
そのため、ソファを2人掛けにしてみたり、思い切って1人掛けにしてみたりすることで空間にゆとりが生まれます。

 

2つ目はダイニングをカウンタータイプにするということです。
ダイニングテーブルと椅子を設置しようと思うと、かなりのスペースを必要とします。
リビングのスペースに余裕がない場合は、ダイニングテーブルよりコンパクトなカウンターもおすすめです。

 

□まとめ

今回は、リビングを広く見せるための間取りのポイントについてご紹介しました。
スペースに余裕があまりなくても、工夫次第では広々としたリビングを作ることは可能です。
本記事が家づくりについて検討されている方の参考になれば幸いです。

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