家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/09/03

家づくりをお考えの方へ!防災を考慮した家を考えてみましょう

家づくりを検討されている方の中で、住宅の防災についてしっかりと考えている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
いつ起こるか分からない災害に対処するためには、住宅を建てるときから防災について考えることは非常に重要です。
今回は、住宅における防災について分かりやすくご説明いたします。

 

□家づくりの際に考えるべき災害対策とは?

 

1つ目は、避難経路についてです。
災害が起きた際に、どのような順路や手順で避難するかをあらかじめ検討して、間取りを考えておくと安心です。
具体的には、普段の日常生活で回遊性が高い間取りは、避難もスムーズにしやすい間取りと言えます。
例えば、アイランドキッチンは行き止まりがない間取りなので、もし大きな家具が転倒して片方の通路が塞がれても、もう片方から避難できます。

 

※タンスなど倒れてこないすっきりデザイン(当社施工例)

 

2つ目は、造作家具の採用です。
造作家具とは、注文住宅を建てる際に部屋や間取りに合わせた造り付けの家具のことです。
あとから家具を購入して設置するのではなく、部屋に造り付けておくことによって、地震などの災害時に家具が転倒する恐れがなくなります。
また、家具の扉には引き戸を採用することで、万が一揺れで扉が開いてしまっても中のものが飛び出してくる可能性が低くなります。

 

3つ目は、防災グッズの収納場所についてです。
最近では、さまざまな防災グッズが登場しています。
その中でも、以下の主要な防災グッズは必ず準備しておく必要があります。

・懐中電灯
・ハザードマップ
・飲料水
・非常食

 

自然災害はいつ起こるか予想が付かない場合がほとんどなので、すぐに取り出せる場所に保管しておくことをおすすめします。
避難のときに避難経路となることが多いのは、玄関です。
そのため、玄関に家族全員分の防災グッズを設置できる収納スペースを確保すると良いでしょう。
例えばシューズクロークは、靴以外にも重たく大きいものを収納できるスペースとして人気が高まっている間取りです。
防災グッズ、お子様のベビーカーやアウトドア用品などさまざまなものを収納できるため、日常生活でもとても便利です。

 

□省令準耐火構造の住宅とは?

木造建築の中でも、省令準耐火構造を採用している住宅は火災に強い傾向にあります。
これは、住宅金融支援機構が基準を定めているもので、一定の防火性能を持つものがこれに認められます。
主な特徴として以下の点が挙げられます。

・各室防火
・外部からの延焼防止
・他室への延焼遅延

上記の防災効果により、仮に火災が発生した場合でも一般的な住宅と比較して、災害による被害を抑えられるのです。
当社ではこの省令準耐火構造を住宅に採用しています。

 

□まとめ

今回は、住宅の設計から施工までを行う当社が住宅における防災性能について解説しました。
新築時に考慮すべき災害対策について、ぜひ参考にしてみてください。
当社では省令準耐火構造を採用しております。

より詳しく知りたい方は、お気軽に当社にご連絡ください。

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