家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/10/26

長持ちする家に住みたい方必見!家の寿命と断熱性の関係について紹介します!

「せっかく建てる家なのだから、なるべく長持ちさせたい」
新築をご希望の方の中で、このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
家の寿命を長くするために、どのような点にこだわって家を建てるべきか知っておきたいですよね。

 

そこで今回は、長持ちする家と断熱性の関係について解説します。
ぜひ参考にしてください。

 

 

□断熱性は壁内結露を防ぐために欠かせません!

 

家が劣化する要因を聞かれた際に、地震や台風などの自然災害を答える方が多くいらっしゃいます。
しかし実際のところ、普段と変わらない生活をしている中でもどんどん老朽化していくリスクがあります。
その一つが、外気と室内の空気が接する壁の中で発生する壁内結露です。
壁内結露が起こると、住宅を支えている木材が朽ちてしまい、衝撃に耐えにくくなってしまいます。

 

結露は温度差が生じることで発生するものであるため、壁内結露が起こりにくい住宅にするには、外気と室内の空気が混じり合わないように工夫しなければなりません。
ここで、断熱性が重要となるのです。
断熱性が高い住まいであれば外部の熱を遮断するため、温度差が生じません。
つまり、家の老朽化の原因となる結露を防ぐために断熱性を高めることで、家を長持ちさせられるというわけです。

 

 

□断熱性を生かすには気密性と換気が重要!

 

ご存じの方も多いと思いますが、断熱性とは、外部の熱を遮断して内部の熱を逃がさないことを指します。
しかしこの断熱性能は、高気密で換気が行われている住まいでなければ、十分に生かされません。
以下では、断熱性と気密性や換気の関係についてご紹介します。

 

まず気密性とは、住まいの隙間の少なさを指します。
気密性が低ければ低いほど、隙間から室内の空気が逃げて外気が入ってきてしまうため、せっかく断熱材で外部の熱を遮断しても意味がありません。
気密性を高める=隙間を減らすことで、外気温の影響を受けにくい住まいが実現されます。

 

※当社では気密シートでぐるっと家をラッピングし、気密性を高めています。

 

 

しかし断熱性と気密性を高めると、外と中の空気が移動しないため、室内の空気がこもってしまいます。
湿った空気がこもると、カビが発生したり、有害物質などが溜まってしまったりと健康状況を害す恐れもあります。

 

 

そこで重要となるのが、換気設備です。
窓を開けての換気では、外からの風によって室温が変化するため、特に冬は部屋の温度が快適でなくなってしまいます。
一方で熱交換換気システムが採用されている家であれば、外部の熱を取り入れません。
室内の温度を変化させないまま、空気を循環させることが可能です。

 

※熱交換換気システムを標準採用

 

以上より、断熱性の高い住まいで快適に過ごすためには気密性や換気設備についても考慮する必要があることを頭に入れておきましょう。

 

 

□まとめ

 

今回は、断熱性が家の寿命を延ばすために重要な理由や断熱性と気密性や換気設備の関係についてご紹介しました。
家を建てる際は、間取りや費用だけでなく住宅性能も考慮するようにしましょう。
家づくりに関してご不明な点がございましたら、お気軽に当社へご相談ください。

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