家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/12/04

地震で揺れない家とは?地震に強い家にしたい方必見です!

「耐震構造を正しく理解したい」
こんなふうにお考えの方は多いでしょう。
そこで今回は、耐震構造とは何かと地震で揺れない家をご紹介します。
家を建てる際の参考にしてみてください。

 

 

 

 

□耐震構造とは何か

 

世界と比較して日本は地震が非常に多い国といえます。
それゆえ、住宅の機能の中で耐震構造は必要不可欠と言えるでしょう。
しかし、耐震構造と言われても、本当に地震に強い家なのか心配な方がいらっしゃるでしょう。
そこで、以下では耐震構造とは何か、なぜ耐震構造が必要なのかをご紹介します。

 

 

*耐震構造とは

建物というのは、重力に抵抗するように作られています。
それゆえ、上下の揺れに対しては強い構造になっています。
しかし、地震で起こる左右の揺れや天井などの接合部分にかかる回転する力には弱いです。
それらの力に強い構造が耐震構造です。

 

*なぜ耐震構造が必要なのか

日本では、過去に大きな地震がいくつもありました。
それらの地震の中で阪神、淡路大震災のデータでは、亡くなった方の8割が建物の倒壊によるものです。
このデータより、建物の倒壊を防げたら死者数を減らせることが分かります。
また、耐震構造がある住宅なら倒壊による死亡を防げるだけでなく、地震による家の被害を最小限に抑え、修繕の費用を減らせます。

これらの理由から、日本で安心して暮らすには、耐震構造は必要と言えます。

 

 

□地震に強い家の構造とは?

 

前項で紹介した耐震構造の他にも、制振構造と言うものがあります。
そこで、以下では耐震構造と制振構造のそれぞれの特徴を詳しく解説します。

まず、耐震構造とは柱や梁、建物を支える上で主要な壁、基礎などを強化して建物自体を揺れに強くする構造です。
多くの一戸建ての住宅ではこの構造が採用されています。
また、柱と柱の間に筋交いと呼ばれる補強材などの入った耐力壁で建物を抑える構造もあります。

次に制振構造とは、建物の壁の中などに揺れを吸収する装置を組み込んだ住宅構造のことを指します。
マンションに採用されることが多いです。
耐震性を確保する他にも、揺れを吸収して建物に伝えないため、建物の損傷を防止する効果もあります。
コストは一般的に制振構造の方が高くなっています。

 

 

□まとめ

耐震構造とは何かと地震で揺れない家をご紹介しました。
地震に強い家への理解を深めて、家を建てる際の参考にしてください。
この記事が、お客様が安心できる家づくりの手助けになれば幸いです。
また、この記事についてなにかご不明の点があればお気軽にご相談ください。

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