家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/12/06

どのくらいの割合の方が近居を選択するかを解説します!

実家の近くに住居を構えることを「近居」と言います。
近年は減ってきたイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
今回はそのような疑問にお応えするために、どのくらいの割合の方が近居を選択するかを解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

 

□近居の割合について

 

近居については、明確な定義がありません。
しかしながら、国土交通省では「住居は異なるが、日常的に往来可能な距離に住むこと」といったような一定の定義づけをしています。

これに基づいて考えると、車や電車、バスや徒歩など手段を問わず1時間以内に到着できるような距離に住んでいることが「近居」と言えるでしょう。

そして、同じく国土交通省の2006年の調査によると、親世代と近居をしている既婚者世帯は約50パーセントと言われています。
また、乳幼児の子育て世代と考えられる25歳から34歳の世帯では、約60パーセントと、半数以上にのぼるという結果があります。
この結果から実家の親世代が、子育ての協力者として大きな役割を果たしていることが予測されます。
これは共働きが加速する現代でも変わらないと言えるでしょう。

 

 

□近居を検討する際に工夫しておきたいこと

 

先ほどは近居の割合についてご紹介しました。
ここからは実際に近居について考え始めた方に向けて、工夫しておきたいことをご紹介します。

 

工夫しておきたいこととして1つ目に挙げられるのは、ダイニングやリビングを広めにしておくことです。

近くに実家があると、自分の家にも多くの人が集まる機会が増えることが見込まれます。
そのような時に備えて広めのスペースがあると、皆が楽しくくつろげます。

2つ目は高齢者のことを考えた家づくりです。
高齢になると足腰が弱くなるため、段差があると辛く感じてしまいます。
扉は引き戸にしておく、玄関に腰掛けを作っておくといったような工夫をしておけば、親が高齢になっても安心して家に招くことが可能になります。

また、自らが歳をとっても住みやすい家となるので、高齢者に配慮した家づくりをしておくことをおすすめします。

上記のような工夫を凝らしておくことで、皆にとって過ごしやすい家が実現できます。

 

 

□まとめ

今回は、近居の割合について解説いたしました。
近居にはメリットがあるものの、考えておきたいこともあります。
よく検討して決めるようにしてくださいね。
その他にも住宅に関するご質問やお悩み等がございましたら、お気軽に当社へご相談ください。

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