家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/03/18

24時間換気システムとは?種類や特徴について詳しく解説!

シックハウス症候群のような健康被害から身を守るために、24時間換気は義務付けられています。
また、住宅の断熱性や気密性が上がっていることからも、換気の重要性は増しています。

そのようなことを受けて今回は、24時間換気の種類や特徴について詳しく解説します。
家づくりについて考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

□24時間換気の種類

 

24時間換気には主に3種類の方法があります。

 

 

*第一種換気

 

第一種換気とは給気と換気のどちらにも、換気扇のような空気を循環できる装置を取り付け、家の中に空気の流れを作って換気をする方式です。

この換気のメリットとしては、窓の開閉に関係なく確実に24時間換気を行えることです。
また、換気口に高機能なフィルターを備えておくことで、花粉や有害物質などを除去できるといった利点もあります。

デメリットとしては、断熱や気密の計画ができていなければ換気計画が立てにくいことや、ほかの方式よりもコストがかかることなどが挙げられます。

 

 

*第二種換気

第二種換気は給気を機械換気で行い、排気は自然に任せるという方法です。
こちらは住宅で用いられることはほとんどありません。

この換気のメリットは、給気の設備だけで良いためランニングコストがかかりにくいということです。
デメリットとしては、しっかりとした換気が行いにくいということが挙げられます。

 

 

*第三種換気

第三種換気は、換気扇といった機械で家の中の空気を輩出し、吸気を自然に任せるという方法です。
家の中の空気を排出することで、家の中の気圧が低くなるため、給気口から空気が入りやすくなります。

コスト面でほかの換気方法よりも優れていることから、住宅で一番多く取り入れられている方法になります。
デメリットとしては、気密性が低い場合や窓を開けてしまった場合は各部屋の換気の機能が低下してしまうということが挙げられます。

 

 

□換気システムの選び方

 

先ほどは換気システムの種類についてご紹介しましたが、実際に選ぶ際はどの換気システムにすれば良いのでしょうか。
そこで、ここからは換気システムの選び方をご紹介します。

先ほどもご紹介したように、一般的な住宅で第二種換気が用いられることはほとんどないため、基本的には第一種換気か第三種換気の2択になります。

一般的に、換気性能としては第一種換気の方が高いため、アレルギー体質の方がいらっしゃったり、空気汚染がひどい環境であったりする場合は第一種換気をおすすめします。

ただ、ランニングコストがかかり、定期的なメンテナンスも必要となるため、特にこだわりが無い場合は第三種換気をおすすめします。
第三種換気にする場合は、空気の流れをよく考えた間取りにすることを心がけましょう。

 

 

□まとめ

 

今回は、24時間換気の種類や特徴についてご紹介しました。
第一種換気や第三種換気は周囲の環境によって適したものが変わってきます。

 

当社の標準仕様は第一種熱交換換気システムを採用しています。

住宅に関するご相談やお悩み等がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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