家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/06/22

家の中をバリアフリーに!誰でも安心して暮らせる家にするためには?

身体に不自由がある方が快適に暮らせるように設計された「バリアフリー住宅」は、誰でも安心して暮らせる家でもあります。

今現在は健康な方でも、将来に備えて家の中をバリアフリーにしておくことは大きなメリットになるでしょう。
今回は、家の中をバリアフリーにすることについて解説します。

 

□誰もが安心して暮らせるバリアフリー住宅のポイントとは?

 

 

*段差をなくす

家の中をバリアフリーにする上で最も重要なポイントといえるのが、段差をなくすことです。
たとえ小さな段差であっても危険ですので、完全になくしましょう。
段差は、床をあげたり、段差解消用の物を使ったりすると解消できます。
どうしても段差ができてしまう場合は、段差の色を変えるなどしてわかりやすくすると安心です。

 

※車いすでも利用できるよう段差を少なくした施工例

 

*手すりをつける

移動の際に転倒してしまわないよう、手すりを設置しておきましょう。
玄関、トイレ、浴室、廊下などにあると良いですね。

 

 

*温度差をなくす

家の中をバリアフリーにする際は、ヒートショックの予防も非常に重要です。
そのためには、部屋や廊下ごとの温度差をなくすことが必要不可欠となります。
家の断熱性や気密性を高めて予防しましょう。

 

 

□家の中をバリアフリーにするには?

 

家の中をバリアフリーにするために、ここでは具体例をご紹介します。

 

1つ目は、引き戸への変更です。
従来の開き戸よりも、引き戸の方が少ない力で開閉できます。
車椅子を利用する方でも開けやすいのに加え、開口が広いことがメリットです。
引き戸の間取りを考える際は、スライドするスペースも考えておきましょう。

 

2つ目は、出入り口や廊下を広くすることです。
出入り口や廊下が広いと、介護が必要な場合でも十分にスペースを確保できます。
手すりを設置すると多少狭くなってしまうので、あらかじめ広めにしておくと安心です。
車椅子での移動や旋回も楽になるでしょう。

 

3つ目は、寝室とトイレを近い場所にすることです。
特に歳をとると、就寝してもトイレのために目が覚めることが多くなります。
その度に遠くのトイレまで移動するのはストレスになってしまうので、寝室とトイレは近くにしておくと良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、家の中をバリアフリーにすることについて解説しました。
バリアフリー住宅にするためには、通常の住宅よりも様々なことに配慮が必要になります。
今回ご紹介したポイントや具体例を参考にしていただけたら幸いです。
何かお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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