家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/07/22

マイホームの地震対策はばっちりですか?地震に強い家を建てましょう!

皆さま、家づくりにおける地震対策はされているでしょうか。

内装や間取り設計に気を取られて、重要な建物の安全性や構造を考慮できていない方も多いでしょう。

そこで今回は、地震に強い家を建ててるために重要な、耐震・制震・免震の違いを説明し、構造計算について解説します。

 

 

□耐震と制震と免震の違いとは?

 

ここでは、耐震・制震・免震についてそれぞれ解説します。

耐震とは、地震の揺れに耐える構造です。

地震対策の基本となる構造なので、皆さまも聞き馴染みがあるでしょう。

接合部分や筋交いで建物の骨組みを強化し、建物が崩壊するのを防ぎます。

 

制震とは、建物の揺れを吸収する仕組みです。

地震による建物の揺れは、上の階に行くほど大きくなりますよね。

そこで、下の階にダンパーという制震装置を設置し、地震の力を吸収することで揺れを抑えるのが、制震の役割です。

この制震システムがあることで、2階や3階の揺れは小さくなるので、地震が来た際に家具が倒れるリスクも減らせるでしょう。

免震とは、建物と基礎部分の間に積層ゴムなどの免震装置を入れることで、地震の揺れを吸収し、建物に揺れが伝わるのを防ぐ仕組みです。

耐震や制震とは異なり、地震の揺れを逃すという特徴があります。

 

 

アーキテックプランニングでは制震ユニット「MIRAIE Σ(ミライエシグマ)」が標準仕様になっています。

 

 

□構造計算とは?

 

構造計算とは、固定荷重・積載荷重・積雪荷重・風荷重・地震荷重などに対して、構造物がどのように変形し、構造物にどのような応力が発生するのかを計算することです。

安全で確実な家を建てるための根拠となります。

構造計算は、建物の安全性を高める上で必要な計算ですが、建築基準法上、木造の2階建てに関しては、この計算が義務付けられていません。

しかし、木造住宅に用いられる材木は、種類や太さだけでなく、強さや曲がりやすさも一本一本異なります。

また、屋根からの重さや、間取りの空間の取り方や窓の大きさから、建物ごとによっても強さが変わります。

そのため、2階建ての木造住宅においても、全棟構造計算を適用する方がより安全な住宅になるのです。

当社では、義務付けられていない木造2階建においても、全棟で構造計算を実施しています。

耐震強度を確保しながら、優れた居住性・快適性・デザイン性・コストパフォーマンスを備えた家づくりを行っています。

 

 

□まとめ

今回は、マイホームをお考えの方に向けて、地震対策の観点から、耐震・制震・免震の違いを解説しました。

また、全棟で構造計算をすることで、数値で立証されたより安全な家を建てることが可能です。

マイホームをお考えの方はお気軽に当社までご相談ください。

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